佐賀大学の遠隔授業に関する学生アンケートの結果について ~授業に対する満足度などは昨年度と比較し同程度の結果~

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 佐賀大学では、310免费体育直播感染症の感染拡大防止対策として、4月20日より開始した前学期の授業を原則としてオンラインの遠隔授業として実施しました。

 本学における遠隔授業の実態を把握し、後学期以降の授業実施について検討するため、例年受講学生を対象に実施している授業アンケートを活用したアンケート調査を実施しました。

 昨年度の同調査との比較結果より以下のようなことが明らかとなりました。

 

【結果概要】

?学生の学習到達目標の達成実感について、遠隔授業でも63.9%が肯定的回答と昨年度と遜色のない結果が得られた。

?学生の授業に対する満足度について、遠隔授業でも80.3%が肯定的回答と昨年度と遜色のない結果が得られた。

?1回の授業ごとの授業時間外学習について、昨年度と比較して1時間程度以上の学習の割合が1.5倍に増加した。

?主体的な学習(授業の中で学生自身が他者と「書く」、「話す」、「発表する」といった活動)が行われていたかについて、約40%の学生が肯定的に回答したが、昨年度との比較で約20ポイント減少した。

 

【調査概要】

?対象者:2020年度前学期授業の全受講学生

?調査対象科目数:1,729科目(回答件数:28,698件)

?調査実施期間:2020年度8月3日~8月31日

?回答率:58.72%(※2019年度は48.25%)

 

 本学では、後学期の授業について原則、遠隔授業とし、一部科目では対面での授業実施を予定しております。今回の授業アンケートの結果を受け、各学部?学科等において情報の共有と教育改善の取組、さらに全学教育機構?高等教育開発室を中心とした教員向けの研修の企画?実施に取り組み、教育の質の一層の向上に努めてまいります。

 

 

【調査結果詳細】

【調査概要】

?対象者:2020年度前学期授業の全受講学生

?調査対象科目数:1,729科目(回答件数:28,698件)

?調査実施期間:2020年度8月3日~8月31日

?回答率:58.72%(※2019年度は48.25%)

 

【調査項目】

1.学習到達目標の達成実感(多肢選択式、単一回答)

2.授業の満足度(多肢選択式、単一回答)

3.授業時間外学習の時間(多肢選択、単一回答)

4.主体的な活動の有無(多肢選択、単一回答)

 

【調査結果】

1.学習到達目標の達成実感(多肢選択式、単一回答)

 授業にはそれぞれ授業を履修することで何ができるようになるのか表現した学習到達目標が設定されているが、受講学生による学習到達目標の達成実感について、肯定的(全くその通りだ、そう思う)に回答した割合は昨年度と比較して大きな差はなかった。遠隔授業であっても受講学生は授業で学ぶことができたという学習実感を得ることができているといえる。

 

図1.「この授業の学習到達目標を達成できましたか」についての2020年度と2019年度の比較

 

 

2.授業の満足度(多肢選択式、単一回答)

 授業受講の満足度について、80%以上が肯定的(全くその通りだ、そう思う)と回答しており、昨年度と比較して同等の値であった。遠隔授業でも、対面授業と変わらず学生は授業について高い満足度を示しているといえる。

 

図2.「この授業は全体として満足できるものでしたか」についての2020年度と2019年度の比較

 

 

3.授業時間外学習の時間(多肢選択、単一回答)

 授業時間外での学習時間について、1回の授業あたりにどの程度(予習および復習に)時間をかけているのか、という問いでは、「全くしていない」、「1時間未満」の割合が49.5%から23.8%と大きく減少し、「1時間程度」、「2時間程度」がそれぞれ約10ポイント増加している。遠隔授業では、授業資料や授業動画が一定期間視聴できたり、ダウンロードできたりする環境がある場合が多く、授業前後の予習復習のための学習環境が充実していたこと、また、各授業回の学生の理解度をレポートにより確認する授業科目があったことなどが授業時間外での学習時間が増加した要因ではないかと考えられる。

 

図3.「授業時間外学習は、1回の授業毎にどの程度しましたか」についての2020年度と2019年度の比較

 

 

4.主体的な活動の有無(多肢選択、単一回答)

 主体的な学習の機会(授業の中で学生自身が他者と「書く」、「話す」、「発表する」といった活動)が設けられていたかという問いでは、約40%が主体的な学習の機会があったと回答しているが、その割合は2019年度と比較して、約20ポイント減少している。遠隔授業では、一方向(教員が一方的に話す授業)の授業が増加していることがうかがわれる。

 

図4.「この授業では、学生が主体的に学べるように他者と一緒に「書く」、「話す」、

「発表する」といった活動が行われていましたか」についての2020年度と2019年度の比較

 

 

【まとめ】

 佐賀大学における2020年度前学期の授業について、全体として昨年度の対面での実施と比較して遜色のない授業を実施することができたといえる。これは3月および4月に全学教育機構?高等教育開発室やクリエイティブラーニングセンターを中心とした教員向けの研修会を開催したこと、遠隔授業実施のためのポータルサイトを設置したことなどにより、授業のオンライン化をスムーズに進めることができたためであると考える。その一方で、学生の主体的な学びを促すための「書く」、「話す」、「発表する」などの活動については、教員個々のレベルでは十分に対応ができていないことが分かる。今後、後学期に向けて、授業のオンライン化のための基礎的な研修と併せて、ICTツールを高度に活用した授業実施のための研修を企画?実施し、教育の質の向上に全学的に取り組む。

 

 

 

 

【本件についての問い合わせ先】

 佐賀大学 全学教育機構 高等教育開発室(担当 山内)

 電話:0952-28-8797

 mail:yamakazu (at) cc.saga-u.ac.jp

 ※ (at) は @ に置き換えて下さい。

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